Maelie Makuno Blog 'Melogram'

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懐かしさや思い入れという感覚

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療養生活だと、主な関心はインドアなものや観念的なものになっていくのだけど、
最近は本も飽きて、ただ薬を飲んで寝てるだけの日もある。
風の音を聞いてぼんやり過ごす時間を得られる事もきっと災い転じて福〜なのだと思うようにしてる。
 


懐かしさや思い入れのある、という感覚は、昔から特別だと私が思う事のひとつ。
ただ、流れてくものや景色が、誰かの感覚に影響するということ。
それが人の行動に影響を与えたりしたならば、なおさら特別に感じる。




例えば、ある懐かしい香りを嗅ぐだけで、その昔の空気や気持ちや景色まで鮮明に思い出す。
その瞬間だけ、今ある3次元の世界、それから時間を加えた4次元の記憶と世界を、
それらを超えて、自分の経験した全ての世界を時間も場所も構わず自由に行き来できたような感覚になる。
  
 
昔よく買った駄菓子の、大量生産された包み紙と、偶然できた飴の表面のでこぼこが、
思い深い記憶の仮想世界への重大なスイッチになったりもする。
 

スイッチは過去のある集中された感覚の時を呼び起こし、はね戻って今目の前に見えている世界をより鮮明に再解釈させてくれる。
今生きているこの場所で、目や、耳や、触覚、全ての感覚を高解像度にし、そのときを深く観察するように。
 
何千年も前から仏教の瞑想で目指される「深く観察し、気づいた」状態はこれにとても似ている。

  

 
ある時間がとても大事で長く感じたり、思い出に残る事、
絶対に忘れない景色が誰にも少なからずあるのは、その感覚を人間すべてが持っているから。
 
その感覚がとても不思議で愛おしい。

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